2024/01/19 のNY旅行記です。
この日は Sarabeth/Morris-Jumel Mansion/Cull & Pistol に行きました。
結構な雪😅。
NY入りする前日から雪だったんですが、去年は暖冬傾向で一切雪は降らなかったそう。ところが、私が渡米した途端に降るこのアンラッキー女。流石ですよ。ほんと😑。 秋のロンドンに台風呼ぶ女ですからね。とほほ……。まぁ。それ考えれば、この雪の降りっぷりはまだまだ甘いのかもしれません。
この日はダコタハウスを通って、アッパー側のサラベスへ朝食を食べに行く……予定だったんですが、なんか地下鉄が止まり気味で本数がめっちゃ少なくなってて、ダコタハウス通る時間無くなってしまい(苦笑)、そのまま直接サラベスへ向かいました。2月に息子君とNYに行った時は息子君、独りでNY観光ツアーに参加したんですけど、その時、「ダコタハウス」…と一言メッセージが付いたLINEの写真が送られて来て、「あーーーーっw!」ってなりました。こんなに何回もNYには行ってるんですが、ダコタハウスは未踏の地でして…。次のNY旅行こそっ!…って思ってます。
今回の旅行ではサラベス行まくりでしてw。サラベスベーカリーまで突撃する始末。お店の雰囲気で言うと、このサラベスが一番好きです。
前からそうだったか…?は定かでは無いのですが、他のサラベスの嫌だった点は、アメリカンダイナ―化が酷くて、90’sのアメリカンポップスがかかりまくりだった点。私は世代ではあるので、なんとなく懐かしい感じではあるのですが、サラベスは「朝食の女王」なのでもう少し【素敵】要素が欲しく、大衆化とは真逆な物を望んでいたので、アメリカンポップスのBGMは蛇足でしかなく、無音で良いのになぁ……と。
このサラベスは無音だったんですよね。
この日は雪だと言うのに、店内はほぼ満員で喧騒が逆に心地良かった。これで良いと思うんですよ。まぁ。そこはネイティブじゃない私ならでわの意見なのかもしれませんが。
この日頼んだのは、エッグベネディクト。
ど定番メニューですが、オランデーズソースがたっぷりかかってて美味しかったです。これは前回のサラベスもそうだったんですが、サラダにドレッシングをこれでもか!……とかけるのは定番なんですかね。(苦笑)ちょっとオイリー過ぎて閉口。ドレッシングはかけないで持って来てもらえば良かったかも。あと、これはポップンオーバーの時も感じたんですが、サーモンに火が入り過ぎなんですよね…。私は「寿司の国の人」なので、スモークサーモンを食べるならばほぼ生でいい位の勢いなんですが、いくら最先端のNYでも基本、生物を口にしない国なので鮭弁当かよ…って言う火の入り方で、ちょっと残念でした。まぁ。生が好きなのはマイノリティーなんだろうな。
傘をさしてはいたんですが、この日は風も結構強く、外に居る時は気が付かなかったんですが、温かい屋内に入ると自分がいかに雪にまみれていたかを気づかされるありさま。びしょびしょ…まではいかないものの、ほどよくしっとり湿り気を帯びており、このまま外に出たらちょっと寒いかもな…と言う程度に濡れていたので、ちゃんと服が渇くまでは居てやるw!と長居。
ただ、問題は携帯。
前日に、写真が全く撮れなかったのは、携帯の電池が死亡していたからだったんですが、今回はとにかくマメに充電するように心がけ、お店では携帯開かないようにしてました。デジタルネイティブでは無いので携帯触らないと発作起こすほどでは無いにしろ、長居で携帯無しは結構辛い。本もほとんどデジタル化してるのでねぇ…。ただただぼーーーーっと、店の外でちらちら降る雪を眺める時間を過ごしました。ま。それも風流な時間の過ごし方ですかね。
ゆっくりするのは良いものの、次に行く予定だった「Morris Jumel Mansion」が予約制で時間が迫っていたと言うのもあり、残念ではありましたが1時間も経たないうちに出発。
さて。ここからが結構な苦行でしたw。
目的のMorris Jumel Mansion、めちゃめちゃアッパーにあり、西を向けばイースト川の上流ハーレム川…東を向けばハドソン川…と、結構、川が近くにある立地でこの日のような風が強い日には海風ならぬ川風が吹き込んで顔が痛いやら寒いやら。最寄りの157ストリート/ブロードウェイ駅から歩いて10分の距離とは言え、こういう日の10分はとても長く感じられました。春だったらなぁ…。お庭も広いお屋敷なので、それはそれは楽しい移動だったろうに…。(苦笑)
Morris-Jumel Mansionを知ったのは wowow で放送していた「プロディガルサン」と言うドラマで撮影に使われたと聞いてから。「プロディガルサン」はNYが舞台のドラマなので、いろいろとロケ地に使われているのですが、主役のマルコムのお母さんがセレブでいろいろ豪華な建物がロケ地になっていて、ここにも一度行ってみたいなぁ…と思っておりました。
もともとマルコム役のトム・ペインが好きで見出したんですが、話も面白くNY好きな私は「あ!これ、あそこ!(嬉)」って思う瞬間も多々あって、最終回までずっと見続けました。あまり視聴率がふるわなかったのか、途中打ち切りになってめっちゃ中途半端な所で終わってしまって残念だったんですがねぇ🤔。
もともとそんなに人気の場所ではないってのもあると思いますがこんな大雪の中訪れる物好きは無いですよねw、観光客は私だけでした😅。貸し切り状態。ま。でも、私、あまり混んでるのは好きじゃないので嬉しいハプニングでした。
入口のインターホンを押して出て来てくれたお姉さん。まずはこのお姉さんのこの建物の概要を聞きます(「説明聞きますか?」って聞いてくれるので「必要無い」って言えば即見学出来るかもしれません。)。
このお屋敷はマンハッタンに現存する最古のお屋敷で、18世紀に建てられた歴史的建築物です。イギリス軍将校だったロジャーモリスによって建てられたこの邸宅は、その後、アメリカ独立戦争時に大陸軍の臨時指令部として使用されたり、社交界の名士イライザ・ジュメルによって使用されたりと複数の名家によって使用され、現在の Washington Historic Association.によって改装工事が成され博物館としてオープンされるまでニューヨークの歴史を見つめ続けた建物になります。もはやマンハッタンにこういった広大な庭付きの邸宅があることすら知られていない…と言うか私自身、ここを訪ねるまで知らなかったんですが、その庭は一般にも開放されており、犬の散歩道になってるっぽかったです。(この日は雪のため、遊びに来てる人は一切居ませんでしたが……)
今は入植時アメリカの貴族たちがどういった生活をしていたか…を見れる博物館になっています。入植時アメリカ人の生活…と言うと私はローラ・インガルス・ワイルダーの「大草原の小さな家」を思い出すんですが、ニューヨークはアメリカ移民の拠点になった都市でもあり、ローラの暮らしとは少し印象が違う、イギリスから渡米した白人たちのうち、裕福な層の暮らしが覗けます。イギリスを訪問したことがある私にしてみると、その規模感が面白かったです。ヨーロッパに残った貴族たちは生まれながらの豪奢な生活を続けていたわけで、それに比べるとアメリカの貴族はちょっと小粒なんですよw。十分素敵な暮らしではあるんですが、華美な訳では無い。部屋の広さと言い、調度品の種類と言い、ちょっと生活感ある感じなんですw。それが手に取るように解る展示がね…。「本物」を見てる感じがしてとても良い。
あとですね。
ピアノをひきバイオリンを楽しみ優雅に暮らしていた1階~2階と、その彼らの暮らしを支える使用人たちが暮らしていた地下の暮らしが同時に見える所も面白かったです。
これね。私のスマホのマイクがポンコツだったんで、上手いこと録音しきれなかったんですが、展示として素晴らしい展示でして。この部屋に居ると、いろんな所から生活音が聴こえて来るんです。暖炉がはぜる音とか……まな板で野菜を刻む音とか……見えない使用人たちがそこに居て当時の暮らしをしているような気分になる展示でした。エアコンが効いててそんなに寒くはありませんでしたが、窓から見える御庭は誰も足を踏み入れてないので雪で真っ白。寒さや暑さをもろに受ける地下室だったと思うんですよね。でもそこに暮らす彼らのささやかな人生…みたいなのが、上の階とは別に非常に鮮明に感じられるんです。
なんかこう……いろんな人々のいろんな人生が感じられて素敵な博物館でした。NYに居てこんな観光が出来るって言うのがとっても面白かったです。おすすめ。
昼過ぎまでここで過ごし、一旦、チェルシーのホテルへ。
夜のスリープノーモア前に石川さんとチェルシーマーケットのバルでご飯を食べました。
チェルシーマーケットは魚介類が有名で、ここの隣のマーケットでは豪快な丸茹でロブスターとか食べれるんですが、この日はお酒も飲みたかった…と言うのもあって、バルで。この「Cull & Pistol」はどっちかと言うとお酒の方が売りっぽいんですが、食べ物も十分イケてて、写真撮り忘れたんですがここのNYチャウダー、めっちゃ美味しかったです。(私も石川さんもバエ世代じゃないんで、温かい物は温かいうちに「食べちゃう」の……良くないですよね。😅)
私はボンゴレ、石川さんは白身魚のムニエルを注文。普通に美味しかった!ここはアペタイザーも結構あったんですよねー。カキとかカキとかカキとかw!旅行中に大当たりしたら目も当てられないんで、今回は避けましたが。もっとゆっくり旅行した時の宿題として残しておきます。
スリープノーモア、楽しいんですが、食事が犠牲になりがち。
この日は石川さんと言う連れが居たので、素敵ご飯食べようと思えば食べれたんですが、20時開演だと19時には並びたいので、ちょっと忙しい。金曜日はそれでもまだ良いんですよ。19時だから。19時開演の時は18時ですよ?!どこのレストランもディナーは17時からなので、どう考えてもゆっくりご飯してから観劇…と言うのが出来ない。……かと言って観劇後どこかに行こうか…と思っても、20時開演だと23時終演。19時開演だと22時終演。どのレストランも大体、22時に終わってしまうのでそれからレストランには行けず…。
まぁ。そばの飲み屋とかピザ屋とかは開いてるんですがね。じゃ、マッキントリックホテルに併設してるレストラン、ガロ―グリーンに行けば…とも思うんですが、ガロ―グリーン、雰囲気は洒落てるんですが食事があまり美味しくない…。むーん…。
贅沢な悩みって解ってはいますが。ちょっともにょってみたりして。(てへぺろ)
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