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​海外旅行の記録

あこさんの

2023/11/04

執筆者の写真: あこさんあこさん

本当はこの日はほぼほぼ移動日で、それについての記載しかしない予定だったんですが、昨日が思いのほかイベント多くて長めな記述になったんで、一番書きたいこと…と言うか書くべきことをカットしました。そう。この旅の主たる目的です。「Matrix:Free Your Mind」について。

ここを読んでくださっている方々はほぼほぼ私のTwitterから来てる方だと思うので、私がどんな感想を持ったか…だいたいお解りかと思うのですが、少な目に言って凄く良かったですw。

いやー。

始まって間もない頃、本作を先行して観ていた方がTwitterのDMで感想をくれてそれがあまり芳しく無かったし、私自身、YouYubeで調べた結果が結構がっかりってのもあって、あまり期待値上げないで行ったってのもあったと思うのですが、私は十分面白かった。

ダニー・ボイルが仕込んだ細かい演出に見事にひっかかりました。

筋書き自体は映画マトリックスファンにしてみるとちょっと疑問符が残る物もあり、100点満点では無かったんですが(私、本作、劇作もダニー・ボイルだとばかり思っていたんですが違うんですね…。かなり若い女性の方でした。それは意外だった。ちょっと視点が古かったんで、てっきりダニー・ボイルの意見だとばかり思ってた。)、大変共感出来る問題定義ではありました。

私ね。物を見る時、人工物を通すと脳が受信する量が低くなるって言うのを感じてたんですよ。コロナ真っ最中、仕方がないので配信を良く見てたんですが、集中力が続かない。それこそ「イマーシブになれない」んです。

本作が言わんとする部分、体感することが大事だって言う部分は私の意見でもあり、観ながらずっとうなづいてはいたんです。でもね。それ、多分、本家マトリックスのウォシャフスキー姉妹の言ってることとは若干ずれてると思うんですよ。彼らは決してコンピューターは敵ではない…とも言ってると思うんです。

本筋に敵として出て来るエージェント・スミスはマトリックスワールドのバグであり、ネオはバグを修正しようとしているので、彼らの敵なんですよね。そしてネオが作ろうとしているマトリックスはリアルワールドそのものであるわけでは無く、彼が作るトゥルーワールドこそが彼にとっての真なわけで。そこ「も」そもそも0と1で構成された空間なんですよ。(……すいません。解り難いかな。結構、哲学的ですよね。)


だって。ウォシャフスキー姉妹はヲタクですからねw。


なので「体得こそが是」って言ってるこの「Free Your Mind」とはすこーーーーし言ってることが違う……とは思う。良いこと言ってるけども。そこに気が付くと、むむむ……これで良いのかしらね…って言う苦笑いを感じえないんだけども。

ま。演出はいろいろ素晴らしかったので許すw。

特に美術と絡んだ演出は素晴らしかったです。2幕制で1幕は素舞台に近い感じだったんだけど2幕のエスデブリンが作った舞台がほんと素敵だった。演出と良く絡み合ってて。もちろんダニー・ボイルのリクエストも込みで作られた美術だと思う。ただ、「るつぼ」や「リーマン・トリロジー」などに見られる共通のエッセンスがたくさんあって、本当に美しく楽しい美術でした。彼女の過去作品はWIRDが紹介してるので是非見て💗(タイトルが秀逸!「エズの魔法使い」!まさにそれだ。彼女の美術は魔法っ!)

👆これは終演後のポジションなんですけど、映像が出てる大きな箱のようなのは上下するんですよ。で。そこにBullet(弾丸)の映像(その弾丸も0-1で出来てる)が映し出されたり。各キャストの顔写真が出てて、すーーーっと上にあがるとその中からご本人が出て来たり!

「生きてる美術」とはこのこと。まさに魔法でした。かっこよ。

こういう双方向の舞台だと、どちらかが正面って設定されることが多くて、終演までずっと役者さんのお尻観てた…とかあるあるなんだけれども、本作は上下が前方(後方)って感じだったので、必ずキャストは斜になって観えててその設計も良かったです。まぁ。セット、巨大ですしね……。


とにかく!!!!!存分に私は楽しみました。来て良かった。ほんと。


夢うつつに外に出ると……… 外は土砂降り。(苦笑)

速攻で現実に引き戻されました。(;^ω^) しかも、寒い。劇場からホテルまで20分位かかるんですが、この道のりは初日のホテルまでの道のりと同じ位辛かったっす。傘はホテルについてた立派な傘を借りてたんで、初日ほどじゃなかったけれども雨の量は2倍位ひどくて。風は無いけどとにかく土砂降り。寒かったぁ。

ホテルに戻り、風邪ひくとまずいので暖かい風呂へ。NYの古いホテルみたく、タブにお湯ためると後半、シャワーから暖かいお湯が出なくなる…とかあるかも…とびくびくだったんですがさすがの豪華ホテルはそんなことも無く。ゆったりと過ごせて幸せ回復。


これで寝れたらもっと良かったんですけどねっ。


眠ることは許されないのでありました。

何故なら。私の夜行バスの出発時間は夜中の2:30だったからっ!(ひぃっ!)

ホテルに到着した時、夜中チェックアウトしたいんだけど、大丈夫?スタッフ居る?って聞いてあったのでそこはOK。フロントに3人もスタッフが居ました。一人は女性だったな。大変ね。夜勤……。3人共コーテシーはばっちりで、にこにこ受け答えしてくれて私もほっこり。タクシーを呼んでもらい、バスターミナルへ行くことへ。

さて!ここからが問題なんです。深夜バスの旅。

初日にターミナルを見に行ったことは言いましたよね。私の利用するバス会社はFilixとか言う会社。ターミナルの中にどうやらバス停があることは調査済み。そっか。じゃ、ターミナルの中で待てるのね…。そう思ってました。

実は予約してもらったメールのバス停、なんか変だったんですよ。建物の裏側と言うか…。

道と言うか…。バスターミナルの近くではあったんですが。真夜中にここで待つの?(;^ω^) そんな感じの場所。まぁ。でも予約は満杯だったので、誰かは居るだろうな…と15分前には着くように考えていました。


ターミナルへ行ってみると、なんとターミナルの扉は全てロックされてて中には入れない。電気もついてない…。ちょっと面喰いました。ただ調べておいた「Fillix」のフロート?島みたいなの?には何人か既に人が居たので「あぁ。きっとこの人たちも同じバスの人なのね…」そう思って私もその人たちの傍に居たんです。

そしたら。「ぴゅーーーーーーーい!」指笛。

ん?……と思ったら、さっき私を送ってくれたタクシーのお兄ちゃん。「Fillixのバス停はこっちだよ!」と。どうやらほんと、道…と言うか……。乗合のバス停みたいなのが「Fillix」の深夜バスのバス停だったらしいです。さんくすー!助かりました。そこに居た人みんなで大移動w。10人位居たかなぁ…。でも居て良かったですよ。もし一人だったら怖くてそんな所で立ちんぼ出来ないわ。だって夜中の2:30ですからね…。

あ。でも。夜中の2:30なんですけど。この日は金曜日だったんですよ。(曜日関係無いかな?前日もぱーてぃーぴーぽーらしき人は結構居たので…。)いやいや。人出は結構多い。みんな酔っぱらってたけどw。雨なのにねぇ。良くやるよ。渋谷や新宿みたいな盛り場感は無いものの、ひとりぽっちの空間にはならない程度の人出はありました。

マンチェスターはこじんまりとした街なんですよ。

歩いてみると、街の端から端まで1時間かからない。ホテルからこのバスターミナルまで歩いて20分位でしたから、盛り場に結構近くてそういう意味では夜中でもそんなに(あくまで「そんなに」です。多分、独りだったら怖い。)怖く無いかな。


あ。すいません。この辺り、全然写真無いんですよ。(;^ω^)

この辺りはもう、観光と言う感じでも無く…。移動だけだったので。そういや朝ご飯は空港に着いてから食べたんですが、写真も撮らなかったなw。疲れてたのもあったし。あと荷物持って移動してると、元来、写真撮らない人なので「え?カメラ?美味しいの?それ?」状態で、存在すらなかったことになってる…と言う……。

ごめんなさいね。しばらくお付き合いください。…って言うか、最後まで写真無しかもw。


そんなこんなで無事バスには乗れました。

乗ったら私の席にまたもや知らない人居たけどw。なんなの?呪われてるのw???


深夜バスの方が終着駅までは時間かかるんですが、私はヒースローに行くので途中下車。大荷物の人結構居たので「きっとみんなヒースローだろうな💗」とか思ってたら、同じバス停で降りた人は私ともうひとりのおじさんのみ。げ。その上、おじさんは私の行く方と逆方向へ。

2:30乗車から3時間30分位経ってたので、そろそろ朝も明けようか…と言う時間ではあったのですが、ロンドンも高緯度なので秋の朝は遅く、6時位ではまだ真っ暗…。結構怖かったです。マンチェスターの真夜中と比べると、この朝のロンドンの方がちょっと怖かったよ。

地下鉄の駅に出るのに、地下道通らないといけなかったし。 ただね。そこからはピカデリーラインでヒースローだったので、もう、勝手知ったる地下鉄ですよ。何度も何度も何度も何度もピカデリーラインは乗ってたし、ヒースローへは今回含め、何回か行ってたのでもうこっからは私の庭のようなものw。

そんなにドキドキせずに空港まで向かったのでありました。


ここからはいつもの飛行機待ち。

チェックインからの、セーフティーチェックを受け、ロビーへ。朝御飯に何食べたんだっけな。なんか適当に食べたんだけど、そこにあった写真のケーキがどうしても食べたくなって頼んだら、激甘で激不味だったって言うおまけはありましたがwww、特に面白いことも無く、無事にドイツへ旅立ったのでした。


ラストはトランジット2連発です。「まだ書くことあるの?」って笑うかもしれませんが、まだちょっとだけ書きたいことあるのでお付き合いをw。次は少しは写真ある「はず」なので。でわでわ。

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