top of page

​海外旅行の記録

あこさんの

2022/05/18

執筆者の写真: あこさんあこさん

あら。もうかなり終盤なのね…。

いえ。終盤って言うのは、この日、PCR検査に行って来たんですよ。

いやぁ。今考えると、コロナ禍ならでわの経験ですよね……。帰国時の隔離が無くなった後でしたが、まだ、帰国72時間前までにPCR検査をしなければいけないルールが残っていました。結構厳密なルールで、飛行機が飛び立つ時間を1分でも過ぎたらアウトって言われていたので、到着時間には物凄く気を使いました。私の便は朝の便だったので。

検査はピンからキリまでお値段に応じていろいろあったんですが、私はANAのマイルを使って日本の先生にやってもらいました。日本の先生だと、現金で検査してもらったら3万円~5万円かかるって言う…。(;^ω^) 街のPCR検査場だと7000円前後、空港の検査場だと1万円前後って感じでしたね…。

去年の10月に「住所まちがい」って言うお芝居を観たんですけど、それ、同じ建物なのに入口によって住所が違うって言う、欧米ならでわの住所が道ベースで付けられているルールから起こるすったもんだを描いた作品だったんですが、私がPCR検査をしてもらったクリニックがまさにそれでした。

病院はドクターズビルにある4Fなんですが、1Fにコンシェルジュがあり、そのドクターズビル全ての受付をやっているって言う、日本だとまず無いルールでして…。そのコンシェルジュがある場所の住所と、クリニックの住所が違う。クリニックの人が出入りする入口とコンシェルジュがある場所が違うのでそういうことが起こるらしいのですが……。

先生が出て来るまでは心臓がバクバク言ってました。ちゃんと先生出て来るのかしらん?って。時間には余裕を持って行ったけれども。これで先生出て来なかったら検査出来なくて、帰国できないかもしれない。どうしよう…って。

日本よりも当時はコロナ罹患者多いにも関わらず、ロンドンはもう、コロナは無かったことになっていてw?マスクも何もせずに、普通に人出も多かったし、パブとかでも大勢出入りしているような状態。怖い。怖い。その中で暮らしてしまえば「コロナはちょっと重い風邪」かもしれないけれど、我々日本人にとってはそこで罹患してしまったら帰国出来ないかもしれない。そう思うとピリピリせざるを得ませんでした。

クリニックの先生曰く、日本人の罹患率は非常に低く、このコロナ禍に入ってからかなりたくさんのPCR検査をしたけれどもまだ陽性者に当たったことは無いとのこと。日本人がコロナに気を付けて神経質にすごしていると言うのもあるけれど、日本人のファクターXがあるかもしれませんね……とおっしゃってらっしゃいました。ふーん……。


あ。そうそう。そのクリニックの先生のデスクにもPAULのペーパーバックが置いてあり、心の中で「PAUL美味しいですよね…💗」と思っていましたw。(言わなかったけどw)


11時にPCR検査の予約を取っていたんですが、これをやってしまえば少し肩の荷が下りました。だって、この後コロナにかかったって、帰国の飛行機には乗れるわけで。羽田の抗体検査で罹患が解ったとしても、そこで隔離されるだけでロンドンのホテル延泊地獄からは逃れられます。かなーりほっとしました。

ほっとして向かったのはクリニック近くにある一風堂www。

ほんとはPeggyPorchenBelgravia って言う、素敵カフェで早目のアフタヌーンティーでも…って思ってたんですが、ほっとしたら無性にラーメン食べたくなっちゃってw。近かったんで(歩いて15分位?)そこに向かうことに。

一風堂はNYに行った時もお世話になったんですけど、ロンドンでもおいしゅうございました。NYもロンドンも日本のお店とは違っておしゃれレストラン。NYはNYオリジナルラーメンがあったので、それを食べたんですが(めちゃうまでした)、ロンドンは特にオリジナルは無かったな。細麺ニンニク少な目のふつーな感じのラーメンをw。でも久々のラーメンだったので骨まで染みました。美味しかったよ。うん。

良くロンドンはトイレ事情が悪いってこと言われるんですが(悪いって言うのは、汚いって言う意味じゃないです。少な目ってこと。)、体感、そこまで少ないってほどでは無かったかしらね。ただ、まぁ、日本みたいにコンビニでトイレ…とか、洋服屋、デパートでトイレ…とかそういうのは望めなくて、カフェ・レストラン・ホテル…あと博物館・美術館…なんかの公共施設は必ずあります。スタバは行かなかったんで解らないけど。(NYだと鍵がかかってることが多くて、カウンターで鍵を借りるもしくはPINを聞かないと行けない。ロンドンはどうでしょうね?)食事取る時、なるべくトイレに行くよう気を付けてました。

あ。なんで急に一風堂の話をした時にトイレの話をしたかと言うと、ここのトイレ、めちゃくちゃ綺麗だったことを覚えてたから。流石にウオシュレットでは無かったような覚えがあるけどね。日本のカフェってめちゃめちゃトイレきれいでオシャレだけど、あれが普通って思っちゃだめよねぇ…w。あー……。2月の旅行のトイレ事情は辛いかもね。便器冷たそう。日本の豪華トイレ事情に慣れちゃうとダメねw。(;^ω^)

ご飯食べて結構、時間あったので地下鉄使わずのろのろ散歩しながらニューロンドンシアターへ。このシアター、シンデレラ上演を機に sir アンドリュー・ロイド・ウェバーによって買収されたらしいんだけど、なんか変な所…と言うか……なんか、奥まった所にあるんですよね。他の劇場は割と大通りに面してるんですが。マチネだったんでそんなに怖く無かったけど、ソワレはなぁ……って思ったら、2月の旅行では同じ劇場でリーマントリロジー観に行くじゃまいか。それもソワレ…。(;^ω^) いや。まぁ。宿が近いんで良いけどさ。(あ。結構、このブログでは行く気満々で書いてますけど、もしかしたら飛行機が取れなくて行けない…かもしれません。マイルで行こうと思ってるんだけど、キャンセル待ちなんです。)

「Cindelella」は制作発表になった時から注目していた作品だったんですが、コロナに翻弄され行った時、既にクローズが決まっててほんとクローズする前に観れて良かったです。(あ。でも、ロンドンではクローズですが今年、NYで再演…と言うかNY版?が再開になります) クローズする宣言をすると客入り良くなるあるあるなのかもしれませんが、めちゃめちゃ客入っててほぼ満席だったんじゃないかな?

マチネって働いてる人は観れないじゃないですか?

日本でマチネ来てる若いおねえちゃんたちってどういう人種なんだろう?有閑マダム?って、めっちゃ不思議なんですが、ロンドンだとある意味、あからさま。リタイア後のお年寄りがご夫婦で優雅にいらしてるんですよ。瓶でシャンパン片手に劇場にいらしてるwww。私もそういうお婆ちゃんになりたいなぁ。仕事も退職、孫の世話も一段落ついた後、シャンパン片手に年金使って優雅に観劇三昧…。羨ましい!

ちなみに本作、客席が回るタイプの演出が入っているため(この劇場、元々「CATS」をやってた劇場らしいですね。だからここで「Cinderella」やったんだな…と納得。)、入場時、チケットを見せると「初めて?」って聞かれて「初めてです」って答えると、二幕始まっちゃうと暫く入場出来なくなる説明があります。これね。凄く良い演出だったんだよな。私は前方の客席だったんで席が回ったんですが、回る客席に座っているお客は「わぁ!席が動く!」って言う単純な喜びがあったんですが、前方席のお客にとってだけでなく中盤以降の客席も舞台が回ることによって、最前列になるって言う楽しみがあったんですよね。(解り難いかなw) 運営にとっては莫大なお金がかかる面倒な演出だったと思うんですがねぇ。素敵な演出だったと思っています。

ALWは私に青春と言っても過言では無いので、彼の曲を聴くとどんな曲でもワクワクするんですが、この「Cinderella」も他に漏れず名曲揃い。トレーラー👆観ただけでワクワクが止まりませんでした。Twitterに思いのたけを存分にぶつけてるので是非読んでもらいたいんですがw👉。 ちょっとポリコレテンコ盛りでとっちらかっちゃってると言うか、言いたいこと多過ぎでどれを一番言いたかったのかが解り難いことが難点なんですが、ある意味「現代の」シンデレラ。LGBTあり。BLMあり。女性の社会進出あり。ま。ディズニーで語りつくされたシンデレラ…では無い。

あれ?じゃ、今、アマプラで見れるシンデレラ?って思いきや、これとも違うと思うんだよな。……って見てないので解らないんだけど、あらすじ読んだ限りは違うのよね…。ま。素敵でしたよw。

ちなみに。私、人生で初めて「舞台が途中で止まる」…って言う経験をしました。

なんか、インカム付けたお兄ちゃんが途中で舞台上に現れたんですよ。現代版シンデレラだったので、そういう人が現れてもおかしくはないなーと思って観てたらお兄ちゃん、椅子を片付けだしたw。(テーブルの上に乗せだした) 「何、演出?」と思ってたら、音楽が止まり幕が降りちゃった。えーーーーーっ!(;^ω^) って感じw。アナウンスが入り、美術不具合でしばらくステージストップしますとのこと。10分位だったかなぁ?私、次の予定(TBC観劇w)が入っていたのでめっちゃヤキモキしてました。最悪、観劇あきらめるか?とも。「お待たせしました!再開いたします!」のアナウンスが入った時は、会場中大喝采。ひゅーひゅーが止まらなかったですよw。

時々Twitterとかでこういうの流れて来てましたけど、ほんとにあるんだなーって。日本だったら多分、そのままキャンセルですよね。いやいや良い体験させてもらいましたw。


コロナ明けると今起こってるすったもんだも良い経験と言うか、記憶や記録に残るんだろうなぁ…。とか思いながら。(今日、ほんとは観劇予定だった「ジョン王」がキャンセルになりました。orz)



bottom of page