この日記、書き始める前に日にち分の下書きを作って、5月段階で「この日は何したなー…」と思い出したことをメモしてあります。今日のメモは「カフェの話/ リージェンツパーク/ スケッチ/ BTTF」……なんですけど……。カフェ……w?
👆の地図を見て思い出しましたw。
Storey's Gate Cafe!小さい公園のカフェだったんですが、ビーガンカフェだったんですよね。私、大豆ミートが苦手でして……。(;^ω^) 別のお店にしようかと迷ったんですが、カレーの香ばしい匂いに誘われてペーストリ―を買ってみることにしました。
いやいや。これがなかなか。他のペーストリーもビーガンだったけど美味しそう。
私はカレー風味のビーガンパイとラテを注文。頼むとトーストしてくれてホッカホカのサクサクのパイが食べれました。(ちょっと熱い位でした)美味かったですよー。私のビーガンへの先入観、木っ端微塵。イギリスのメシマズと同じく砕かれました。このカフェだけかもしれませんがw。ほんと美味しかったです。
5月のロンドンは雨さえ降らなければ最高の季節。
去年、ロンドン、夏は猛暑だったらしいですが、春もその兆しが既にあって太陽が出ると春なのにかなり暑かった。この日は晴天。木陰に入れば涼しいんですが、日向はじりじりともう夏のような暑さでした。
この後、時間が余ったのでリージェントパークでお散歩しました。
春のロンドンは緑が濃い。
イングリッシュガーデンそのものなんですが、野に咲く花と手入れされた木々の混ざり具合が絶妙で不快でない程度の野生と言うかなんと言うか。日本庭園のガッチガチに手入れされたお庭とはまた別の魅力があって気持ちよかったです。
近くにロンドン動物園があるんですが、そこへ向かっての広い意味での緩衝地帯なんでしょうね。半野生の動物が結構居るんですが、その子たちがとっても人間に慣れていてかなりそばまで寄って来てて面白いんです。人間も過剰に手を出さない所が良いんでしょうねぇ。白鳥がまだのんびり池を泳いでいたんですが、この子は羽が切られてるのかしらん。まさか真夏のロンドンにも居る…わけじゃないよねw。
盛んに羽づくろいしてたんですが…。おま、夏の羽に変わるのん?それとも幼鳥が大人になりたてで羽が生え変わってる最中なのかしらん…w。
あれ?メモにsketchのこと書いてあったけど、その移動の地図が無いな?
確か、リージェントパークを散策した後、「sketch」で早目のアフタヌーンティーに行ったような覚えがあったんだけど…。地下鉄使わずにブラブラ歩いた覚え。ピカデリーサーカス抜けたらなんと懐かしのホールフーズがあって(アメリカのオーガニックスーパー。私の両親がダラスに住んで居た時は両親御用達のスーパーでした)「をを、ここで買い物すれば良いわね…」なんて思ってその後「いやいや。イギリスのスーパー使えや。(;^ω^)」って我に返ったんだよな。日本人がハワイで三越やダイエーで買い物する感覚が解った気がしましたよ。(苦笑)
えっと。話がそれました。sketch の話ね。
めちゃめちゃおしゃれなレストランで、日本人の意識高い系おしゃれブログには必ず登場するレストランです。お値段設定高めだけれど美味しいって話と、インテリアがめちゃめちゃ凝ってるって話だったので興味がわいて行って来ました。
ロンドン、ビルにお花を飾るディスプレイが流行ってるみたいで、いろんなお店で良くみかけるんですが、このお店、なんと造花じゃなくてモノホンでしたよ。驚き。ちょうど来た時、植栽のメンテナンス中だったんですが本物だと排ガスにやられたり、水やりや肥料の調整とか手入れが大変だろうに…。さすがのこだわりなんでしょうなぁ。多分、お花、シーズン毎に変わるんだと思います。
店員さんのコスチュームもインテリアもみんな素敵。
もっと写真撮ってくれば良かったんですが、なんせ間接照明バリバリで暗かったんですよ。5種類の部屋があって朝食/昼食/バーの部屋(The Glade)、1日中お食事食べれる/バーの部屋(The Parlour)、昼食/ディナーの部屋(The Lecture room & Library)、バーの部屋(The East bar & Pods)、アフタヌーンティーとディナーの部屋(The Gallery)…と言う感じ。私はアフタヌーンティーに行ったので「Gallery」を予約しました。
入口近くに部屋の模型があったので👇 パシャリ。
模型、暗いですが本物もこんな感じw。アンニュイで素敵なんですがねー。ま。あれですよ。おデートでおムードたっぷりなお部屋って感じです。おばちゃん独りが黙々とアフタヌーンティーを食べるのはちょっとね…。なんかこう。浮く。(苦笑) 気にしないけどw。
値段と量が釣り合ってないって話は本当でした。量が確かに少なめ。上品と言うかなんと言うか。でも日本人ならこの位でもまぁ、満足かもねぇ…。京都で懐石料理食べたと思えば?でも確かに美味しかったです。
中でもこれ👇。
アフタヌーンティー冒頭に、マントを羽織った紳士がうやうやしくやってきて「I am a caviar man」とか名乗ってなんのことかと思ったら、ティースプーンに一杯、キャビアを給仕してくれる人でしたよ。(爆) それ「だけ」する人。当然、おかわりとか無いんですがファーストサーブにそれ「だけ」しに来る人。
いや。でもね。この仰々しい演出に見合ったお味でしたよ。めちゃくちゃ美味かったです。卵みたいな器に入ったこのソース?みたいなのがめちゃめちゃ美味いの。なんだったんだろう?あれ。キャビアと一緒にこのトーストスティックみたいなのに漬けて食べると、もう神の味でした。すぐ無くなるんですがw。おかわり100杯はいけたよ。うんw。
先ほど、このレストラン、インテリアが抜群に素敵…って書きましたが、ここで問題。👇の部屋。御付きのメイドさんが居る部屋なんですが何の部屋でしょう?
めっちゃ素敵でしょ?メイドさんも写ってます。
正解は……。なんとトイレwwww。これね。絶対sketch行ったら行くべきね。レストランそのものよりも凝ってたw。男女兼用で完全個室のトイレ。卵みたいなカプセルみたいな密閉空間になってるんだけど。こんなん初めてだわ。めちゃめちゃ凝ってるコンセプトカフェでした。
さて。この日はいつもの「The Burnt City」は休演日。
なので、sketch からほど近い劇場に別のお芝居を観に行きました。アデルフィ劇場。
アメリカの映画の最高峰の賞にアカデミー賞ってのがありますが、これに対して演劇界の最高峰の賞にトニー賞って言うのがあります。これのイギリス版の賞。ローレンスオリヴィエ賞ってのがあって、2021年度の最優秀ミュージカル賞に選ばれたミュージカルです。その名も「The Back To The Future」。
ここ10年位、欧米のミュージカル…特にブロードウェイミュージカルは、実写映画になった物をミュージカルにする流行りがあって、実は私はその流れが好きじゃなかったんですね。「キングコング」は観ました。確かにパペットや美術は物凄くお金かけてて素晴らしかったんですがストーリーがどうも陳腐で好きじゃなかった。この「Back To The Future」のミュージカル化も最初どうなんだろう?と最初のうちは訝しく思っていました。ところがなんとローレンスオリヴィエ賞を獲ってしまった!これは観ねば…。
そう思って今回の目玉の一つに加えました。
いやぁ…。素晴らしかったですよ。
何本か「The Burnt City」以外のミュージカル今回観ましたが、断トツでした。
ま。映画のPart1そのままなんです。ほんとそのままなんですが。ただリメイクしただけじゃない。舞台でこれを観る意味があるんですよ。
演出も素晴らしかったし、ストーリーはまぁ、映画が既に大成功している映画なので、約束されてはいましたがワクワクドキドキの上に家族や友達の大切さを説いた上質な作品になっていて、さすがローレンスオリヴィエ賞獲っただけある作品に仕上がってました。
ツィッターにその思いのたけをぶつけてますのでw、興味ある方は是非お読みください。今年、本作はブロードウェイ版が始まります。ロンドンミュージカルって、ALWの作品を思い出すからか割と壮大な作品が多いんですが、本作は本当にカジュアルで観やすい作品。でもチープにならず、ちゃんと通が唸るツボを押さえた作品なのでおススメ出来るんですよね…。やっぱロンドン産ミュージカルは良いわぁ。
良い作品に出会った喜びの熱に浮かされながら、この日はぼーっとして宿まで帰った覚えがあります。これだからエンタメを観続けるのよ。私は。この喜びに出会うために💗